「商品種別」について
ホームページの「商品種別」カテゴリーでは、フローリングを以下の3つの種別に分類しています。
- 無垢フローリング
- 複合フローリング
- 三層フローリング
ここでは各種別について簡単にご説明したいと思います。
無垢フローリング
無垢フローリングは本来の木そのものだけ(無垢材)で製作している商品です。木の質感を楽しみたい方、本物の自然な木だけを使いたい方にぴったりの商品です。ただし、中の基材に合板を使っている複合フローリングなどに比べると、反りや膨張、収縮といった狂いが生じやすいので、商品選びや施工の際には複合フローリングよりも注意が必要です。
※施工上の注意に関しましては、トップページの左側メニューにあります
「施工方法」をご参考ください。
特に乾燥をもたらす床暖房をご利用のお客様は、できるだけ床暖房対応の商品をお選びください。木材は熱にも影響を受けますが、特に湿度の変化に敏感で、中の水分が増えると膨張、水分が減ると収縮する性質があります。そのため床暖房による乾燥の影響を大きく受けてしまいます。適切な商品選びと施工を守っていただくことでトラブルが起きる可能性を未然に減らす必要があります。
ほとんどの商品は総厚15mmです。12mmの無垢フローリングをお求めのお客様は、「オプション」カテゴリーで「12mm厚(リフォーム用)」をお選びください。
※マンションなどのリフォームではもともとのフローリングの厚さが12mmであることも多いため厚さの違いには十分ご注意ください。
複合フローリング
複合フローリングは中の基材に合板を用い、表面には木材を薄くはいだものを貼りつけます。通常の複合フローリングでは、表面の層の厚さは0.3~1mmくらいですので木の質感という点では無垢フローリングに比べるとかなり劣ります。また表面の層が薄いので、ひび割れが起きやすく少し深い傷がつくと中の合板が見えてしまったりします。ただし合板は熱や湿度の変化にとても強いので、貼ったあとのトラブルが少なくそのため店舗や文教施設、集合住宅など幅広く利用されています。
弊社が取り扱っている複合フローリングの多くは表面が2~3mmの「厚単板(あつたんぱん)」と言われる製品で通常の複合フローリングよりも表面の層が厚くなっています。表面の厚さが2mm以上となりますと、無垢フローリングには及ばないのですが木の質感をお楽しみいただくことが可能です。
店舗や施設のご利用をお考えになられているお客様だけでなくマンションなどのリフォームの際「無垢はどうも貼れないけれどもできるだけ自然な床を」とご希望のお客様もご検討されてはいかがでしょうか。
※総厚は12mmと15mmの商品がございます。
三層フローリング
複合フローリングの仲間ですが、基材は合板ではありません。三枚の薄い板を重ねて貼り合わせているイメージで、表面の厚さは3mmくらいのものが一般的です。通常表面の樹種と基材の樹種は同じではありません。多くは基材に比較的供給量が多い針葉樹系の木材を使っています。表面が厚いため木の風合いを一層楽しめるだけでなく木の繊維の方向が交差するように重ねられているので複合フローリングと同じくらい狂いにくいとされています。
最近は巾が広いフローリングがとても人気なのですが残念ながら巾が広いフローリングは狂いが生じやすく床暖房には不向きとなります。そのため、無垢フローリングで巾広・床暖房対応となるとなかなか難しいのですが狂いが生じにくい三層フローリングの場合は逆に巾が広いものが多く床暖房に対応している商品がほとんどです。
※弊社取扱商品は、すべて総厚15mmとなります(平成22年6月現在)。
このように一口にフローリングといっても無垢フローリング、複合フローリング、三層フローリングとそれぞれ特徴がありますのでまずは最初の段階で、皆様の条件に合った種別をお選びいただくことが大切です。