「規格」について
商品種別はフローリングの基本的な分類となりますが
たとえば無垢フローリングの中でも規格が異なるものがあります。
弊社では以下の9つの規格に分類していますので
特に無垢フローリングをご検討のお客様は
各規格の特徴をご理解された上で商品をお選びください。
- ユニタイプ
- OPC
- 乱尺
- 集成FJL2P
- 集成FJL4P
- 平積層(ひらせきそう)
- 立積層(たてせきそう)
- 2mm単板
- 3mm単板
ユニタイプ
▲一般的な「ユニタイプ」のイメージ
無垢フローリングの規格です。ユニタイプとは一本のフローリングが複数の短い木材から構成されている製品です。木材同士をつないでいる部分を「継ぎ目」または「ジョイント部分」と呼びます。多くは4~6枚ほどの木材でつないでいます。各フローリング材の長さは同じです。
複数の木材をつないでいるため継ぎ目のないOPCに比べると狂いが生じにくい性質があります。木はどうしても節などが入ってきてしまうため節の部分や質の悪い部分はカットしてつなぎ合わせることができるユニタイプは無垢フローリングの主力製品となっています。
OPC
▲一般的な「OPC」のイメージ
無垢フローリングの規格です。つないでいない一本まるごとの木材でフローリング材を構成しています。各フローリング材の長さは同じです。
致命的な節などがあると商品にはできないので、ユニタイプに比べると供給量が少なく、特に巾広のものは貴重です。ユニタイプよりも狂いが生じやすいため、床暖房には不向きですが、 見た目はとても美しく、特に継ぎ目を気にされる方にはお勧めです。
乱尺
▲一般的な「乱尺」のイメージ
無垢フローリングの規格です。継ぎ目はないのですが、各フローリング材の長さはまちまちです。1ケースあたりに入っているフローリング材の枚数も、 商品によっては一定ではありません。
長さの表記が特殊です。たとえば長さが「1800(450mmUP)(長)mm」の商品は、最低450mmの長さで平均すると1800mmの長さという意味になります。単に「乱尺」と表記している商品もあります。
集成FJL2P
▲一般的な「集成FJL2P」のイメージ
弊社では無垢フローリングの規格としておりますが、無垢材ではなく小さな角材を並べ貼り合わせた製品です。FJL2Pの場合は、角材が縦方向へ2列に並んでいます。 フィンガージョイントというギザギザの継ぎ目が、表面に出る場合と側面に出る場合があり、商品によって異なります。
狂いが生じにくく強度もあります。各樹種の雰囲気は少し出にくい傾向にあるのですが、模様のような表情がお好みの方にはぴったりの商品です。高価な樹種の商品も比較的お求めやすい価格で手に入ります。
集成FJL4P
▲一般的な「集成FJL4P」のイメージ
集成FJL2Pと同様、小さな角材から構成される製品です。FJL4Pは、角材が縦方向へ4列に並んでいます。製品の特徴はFJL2Pと同じです。
平積層(ひらせきそう)
▲一般的な「平積層(バンブー)」のイメージ
バンブーフローリング独特の規格です。弊社ではバンブーフローリングを便宜的に「無垢フローリング」と分類していますが、正確には無垢材ではなく複数の層を重ねています。 平積層は平たい竹を3層に敷き詰めるように横に並べ重ねている製品です。
立積層(たてせきそう)
▲一般的な「体積層(バンブー)」のイメージ
平積層と同様、バンブーフローリング独特の規格です。平積層は竹を横に重ねた製品ですが、立積層は竹を縦に並べ重ねた製品となります。平積層よりも立積層の方が床暖房に適しています。
2mm単板
▲一般的な「2mm単板」の断面イメージ
単板とはロータリーレース(機械の名称)などで木を削ってできる木材の薄い板のことです。2mm単板とは表面の層が2mmという意味で、弊社商品ではすべて複合フローリングとなります。
3mm単板
▲一般的な「3mm単板」の断面イメージ
3mm単板とは表面の層が3mmという意味で、弊社商品ではすべて三層フローリングとなります。
ヘリンボーン
▲一般的な「ヘリンボーン」のイメージ
ヘリンボーンは「寄木張り」と呼ばれ、斜め45度に木片を組み合わせる張り方です。整然と並ぶ模様が高級感を与え、寝室やリビングなどのほか店舗でもよく使われる床材です。
元はアパレル用語で言う「生地の折り目」の事で「ニシンの背骨」に似ているところから名づけられました。日本では「杉の葉」の形になぞらえ「杉綾」とも呼ばれています。