無垢フローリング(直貼用)の施工方法
施工前の注意
- 1) 下地のモルタル面は、平滑に仕上げてください。部分的なモルタル面の凸凹、割れ、欠けは補修モルタルにて
- 修正を行ってくだい。(不陸は1mにつき3㎜以内です)
- 2) せっこう系のセルフレベラーは使用しないでください。接着不良の原因になります。
- 3) モルタル系のセルフレベラーを使用した場合は、表面のエフロ(粉が凝縮したもの)を完全に除去した後、
- 施工をを行ってください。
- 4) モルタルとスラブ全体を十分乾燥させてください(20日以上養生され含水率15%以下)特にビット等がなく
- 地面に接する1階の床については、防水シートや防水コンクリート等による地中の湿気・水分を遮断する処理
- が必要になります
- 5) 石材・框・見切り材等の納まりには、エキスパンションゴム層やシリコン層を設けるようにしてください。
- 6) 巾木は後付けとし、壁との納まりには巾木の下に5~7mmの隙間をとってください。
施工上の注意
無垢フローリングは、空気中や下からの水分を吸収・発散する働きがあります。その結果といたしまして「膨張」「収縮」等が生じ、施工状況によっては不都合を引き起こす場合があります。より良い仕上がりにするために、以下の要領をご参照のうえ施工を行ってください。なお、弊社製品は内装用のため、外装用としてはお使いいただけません。
- 1) 接着剤はエポキシ系直貼用をご使用ください
- 2) お使いになるエポキシ系接着剤の使用説明書をよく読んで施工してください。
- 3) 接着剤は可使時間を必ず確認して、その時間内に貼りあげられる面積内でモルタルに塗布してください。
- 風のある場合、気温や湿度が高い場合は、さらに短くなりますのでご注意ください。
- 4) 貼る順序は、メインの出入口がある側の隅より、めざねを壁際にして進み順次貼りあげていく方が能率的
- です。
- 5) フロアー上面をゴムハンマーで叩き、接着剤とフロアーをよく密着させて、手でも押しつけ貼りあげてくださ
- い。
- 6) 貼りあげ後、加圧養生のため加圧が不安定な部分、とりわけジョイント部分には、10kg程度の重さのものを
- 置いてください。
- 7) 湿気による床材の伸縮に対応するように0.3mm程度の隙間をとりながら施工してください。
- 8) 塗布量が多すぎるとジョイント部分からあふれ、フローリングの表面を汚してしまいます。必ず同梱のくし目
- ゴテを使用してください。
- 9) エポキシ系接着剤がフロアー表面に付着した場合は、すみやかに灯油を含ませた布で軽く拭き取ってくださ
- い。
- この接着剤は固まってしまうと取れなくなります。
施工後の注意
- 1) 接着剤が硬化するまで(施工後24時間)は、養生シートをかけずに置いてください。
- 2) 硬化するためには静止養生が必要となりますので、人が乗ったり、歩いたりしないでください。
- 接着不良の原因となります。(冬期間は硬化に時間がかかりますので、静止養生の時間を長くとってくださ
- い)
- 3) 表面保護のため、必ず養生シートを全面に敷いて、砂などが入らないように養生してください。ただし床材に
- 直接養生テープを使用することは避けてください。塗装剥離を起こす可能性があります