複合フローリング(直貼用) の施工方法
施工前の注意
- 1) 保管する場所は湿気の多い場所を避け、極力直射日光が当たらないようにし、水平に置いてください。
- 2) 天然の製品ですので、多少色柄が異なります。施工前に仮並べを行い、色調のバランスをとってください。
- 3) 製品に不具合がありましたら、施工前に弊社に連絡してください。施工後のお申し出には応じかねます。
- 4) モルタル下地は含水率が10%以下になるまで、よく乾燥させてください。乾燥が不充分な場合は接着不良
- やフローリングの反り、突き上げの原因になります。
- 5) モルタル面にゴミや埃、油・水分等がある場合は充分に除去、清掃してください。
- 6) モルタル面に不陸が1mあたり3mm以上ある場合には、表面にセルフレベリング材を使用してください
- (せっこう系のセルフレベラーは使用しないでください)
施工上の注意
- 1) 接着剤は二液エポキシ樹脂系をモルタル下地にクシ目ゴテで全面塗布してください。
- 2) お使いになるエポキシ系接着剤の使用説明書をよく読んで施工してください。
- 3) 接着剤は可使時間を必ず確認して、その時間内に貼り上げられる面積内でモルタルに塗布してください。
- 風のある場合、気温や湿度が高い場合は、さらに短くなりますのでご注意ください。
- 4) 貼る順序は、メインの出入り口がある側の隅より、メス実を壁際にして進み順次貼り上げていく方が能率的
- です
- 5) フロアー上面をゴムハンマーで叩き、接着剤とフロアーをよく密着させて、手でも押し付け貼りあげて
- ください
- 6) 壁面との間に3~5㎜ほどの隙間をあけてください(床材の膨張対策になります)
- 7) 接着剤硬化まで加圧が必要な部分(ジョイント部分など)には、10㎏程度の重さのものを置いてください。
- 8) 塗布量が多すぎるとジョイント部分からあふれ、フローリングの表面を汚してしまいます。フロアー表面に
- 付着した場合は、すみやかに灯油を含ませた布で拭き取ってください。この接着剤は固まってしまうと取れ
- なくなります。
施工後の注意
- 1) 接着剤が硬化するまで(施工後24時間)は養生シートをかけずに置いてください。
- 2) 硬化するには静止養生が必要になりますので、人が乗ったり、歩いたりしないでください。接着不良の原因
- となります
- 3) 表面保護のため、必ず養生シートを全面に敷いて、砂などが入らないように養生してください。床用養生
- テープは弱粘性を使用してください。(テープを剥がす際には、塗膜を損傷する恐れがあるため、ゆっくり
- と剥がしてください)
- 4) 養生シートを敷いた後で作業を行う場合は、床材表面に傷をつけないようにフロア養生板でさらにカバーされ
- ることをお勧めいたします。