無垢フローリング(床暖用)の施工方法
【対象商品】
WMY-771.WMY-772.WMY-776(ナラ90幅)
WMY-773.WMY-774.WMY-777(カバ90幅)
WMY-717.WMY-727.WMY-767(レッドパイン110幅)
WMY-722.WMY-723.WMY-724.WMY-725(桧105幅)
WMY-721(サクラ(西南カバ)87幅)
施工前の注意
- 1) 保管する場所は湿気の多い場所を避け、極力直射日光が当たらないようにし、水平に置いてください。
- 2) 施工の数日前に梱包から開け、周囲の環境になじませてから施工を行ってください。
- 3) 天然の無垢製品ですので、多少色柄が異なります。必ず施工前に仮並べを行い、色柄あわせを行って
- ください。その結果、段差・反り等が生じた場合はそのまま施工せず、切りまわしまたははねを行って
- ださい。
- 4) 問題がある場合は施工せずに、弊社に連絡してください。施工後のクレームは原則としてお受けできません。
施工上の注意
無垢フローリングは、空気中の水分を吸収・発散する働きがあります。その結果といたしまして「膨張」「収縮」等が生じ、施工状況によっては不都合を引き起こす場合があります。より良い仕上がりにするために、以下の要領をご参照のうえ施工を行ってください。なお、弊社製品は内装用のため、外装用としてはお使いいただけません。
- 1) 接着剤は一液ウレタン樹脂系接着剤を使用してください。
- 2) ステープル釘(38mm以上)を使用してください(約45度の角度で小根太上に確実に打ってください)
- 貼り込みの際、きつく締めすぎないよう施工してください(床鳴りの可能性があるため)
- 3) 斜めカットの実加工の為、スペーサー(隙間ゲージ)を入れる必要がありません。
- 4) 接着剤は、小根太の上および小根太の延長上のマット表面に塗布してください。またダミー部分についても
- 塗布してください。小根太がなく釘打ちができない箇所には、接着剤塗布量を増やし、重しなどを置き確実
- に固定してください。
- 5) 部屋の端部においては、フローリングの端面の突き合わせ部から5mmほど間隔を空けて施工してください。
- 6) 温水マット周辺部のダミー合板は、温水マットと同厚である12mm合板(JASタイプ1)を使用し、段差が
- ないように仕上げてください。
- 7) 釘打ちは、温水マットの小根太部と重なる部分およびダミー合板部分のみで行ってください。
- 8) フローリングの短辺(エンドマッチ部分)の接続が、温水マットの小根太の上にくるように施工してください
- 9) 温水マットとダミー合板の境目には、フローリングの継ぎ目が重ならないように割り付けしてください。
- 10) 温水マットの小根太部分以外には絶対に釘を打たないでください
- 11) 実部分への接着剤の塗布は厳禁です
施工後の注意
- 1) 表面保護のために、必ず養生シートを全面に敷いて、砂などが入らないように養生してください。ただし床材
- に直接養生テープを使用することは避けてください。塗装剥離を起こす可能性があります。
- 2) 養生シートを敷いた後で作業を行う場合は、床材表面に傷をつけないようにフロア養生板でさらにカバー
- されることをお勧めいたします。
- 3) 養生する場合は換気をして、湿気が高くならないよう注意してください。特に梅雨時期や夏期は空調も併用
- してください。
- 4) ストープ・電気カーペット等をご使用の場合は、狂いが生じる可能性がありますのでご注意ください
- 5) 無垢材は絶えず動いております。気候や環境によっては反りや割れが発生することがあります。施工後の保証
- はしておりませんのでご注意ください